1年半ほど前からラシーンに乗っています。
オーディオは純正のカセット・CDデッキが付いたままで、しばらく我慢してCDを使っていましたが、今回ついに入れ替えました。
入れ替えたのは KENWOOD U383 なるもの。
前面にAUX入力やUSB入力があって、iPhoneを繋いで聴ける というのでこれを買いました。
入れ替え作業を自分でやったので、その過程を紹介します。
車種: 日産RASHEEN RFNB14
旧オーディオ: 日産純正(クラリオン製)
新オーディオ: KENWOOD U383
参考にした資料:
・640diaryさん「ラシーンのオーディオとETC」
・KENWOOD U383 取扱説明書
使った工具、材料:
・電工ペンチ
・ギボシ端子
・熱収縮チューブ
・レンチ、ラジオペンチ、ドライバー
(内張り剥がしは不要でした)
費用:
・U383本体 7000円前後
・1DINボックス 1000円前後
・工具・材料 3000円弱
作業時間: 3時間程度
検索して見つけた640diaryさんの記事が似たことをやっていて、とても参考になりました。
電工ペンチを持っていなかったので今回のために買いました。
2DIN→1DINの入れ替えで1DIN分の空きができるので、ポケットボックスを付けました。
新しく付けるU383です。
ギボシ端子つきハーネスと取付ネジが付属してきます。
取付ネジは旧デッキのを流用したので使いませんでした。
旧デッキです。カセット1DIN+CD1DINです。カセットが時代を感じさせます。
まず、デッキ内にCD等が残っている場合は取り出しておきます。
エンジンルームです。
バッテリーのマイナス端子を外します。
オーディオ周りのパネルを外します。作業しやすいようにシフトレバーは1速まで下げておきます。
下側にネジが見えるのでドライバーで外します。これで上のパネルが外れます。
上のパネルが外れると、下のパネルを固定しているネジが見えるので、これも外します。
デッキを支えているブラケットごと外します。ETC車載器のアースがここに来ていました。
下のCDデッキ側は灰皿ごと外します。
CDデッキに挿さっているケーブルを外します。
4本コードが出ている四角いコネクタは電源関係のようです。
黒い太いケーブルでCDの信号をカセットデッキ側(アンプ)に送るようです。すべて外します。
これでCDデッキはフリーになるので、脇へどけておきます。
車両側から電源の4本コードが出たままになりますが、U383には使用しません。
ちょん切ってしまっても良いのですが、将来何かに使えるのでそのまま残しておくことにしました。
カセットデッキの裏面です。
とりあえず画像右端のアンテナ入力を外しました。
ETC車載器への電源を取り出している分岐コネクタがあります。明らかに後付けの配線で、一瞬 ??と思いましたが、以前ETCを取り付けてもらった時のものと分かりました。そのときは見ていなかったので。
よってこれに惑わされず、デッキ本体に接続しているコードの色で識別すればOKです。
新しいU383と車両側コードとは、640diaryさんと同じく、コードをちょん切って一本ずつギボシ端子で接続することにします。
コードはデッキとカプラの間で切るのですが、すでに短い状態だったので、少しでも長さをかせぐため、デッキ側のコネクタを分解することにしました。
コネクタは中央部分を押しながら、半ばムリヤリ外しました。
これでカセットデッキもフリーになります。邪魔にならないようどかしておきます。
コネクタの黒い部品は、ツメを押しながら外すと比較的簡単に取れました。
コードを一本ずつ外していきます。
コードの先端の金属部品がコネクタの樹脂のツメに引っ掛かっているので、ただ引き抜くだけでは取れません。
コード側から細いマイナスドライバーを挿し込んで、ツメを浮かしながら引き抜くと綺麗に抜けました。
ただ最初はどう固定されているのか分からず、コネクタ樹脂部分を少しニッパーで切りました。
すべて引き抜いたのがこちら。
先端の金属のうち、四角い部分を折って取ってしまいます。
先端を全て切り落としても良かったのですが、コードの長さが短いのと、被覆を剥くのが面倒だったので、横着してこの上からギボシ端子をかしめることにしました。
U383取説と、640diaryさんが書かれていたコード色を照らし合わせながら、正しく繋がるようにギボシ端子をかしめていきます。
私のラシーンはリアスピーカーが無いので、スピーカー端子はフロント左右の2系統4本です。
コード色と接続相手です。
ラシーン側は、カプラより車両側とデッキ側で色が違うので注意です。
以下はカプラよりデッキ側の色を記載しています。
アクセサリ電源: ラシーン側青(ギボシメス) ⇔ U383側赤(ギボシオス)
イルミネーション電源: ラシーン側橙 ⇔ U383側なし
バッテリー電源: ラシーン側赤(ギボシメス) ⇔ U383側黄(ギボシオス)
アンテナコントロール: ラシーン側黄(ギボシオス) ⇔ U383側青(ギボシメス)
フロント右スピーカー[+]: ラシーン側灰(ギボシオス) ⇔ U383側灰(ギボシメス)
フロント右スピーカー[-]: ラシーン側灰/黒(ギボシメス) ⇔ U383側灰/黒(ギボシオス)
フロント左スピーカー[+]: ラシーン側白(ギボシオス) ⇔ U383側白(ギボシメス)v
フロント左スピーカー[-]: ラシーン側白/黒(ギボシメス) ⇔ U383側白/黒(ギボシオス)
オスメスがごちゃごちゃしていてややこしいです。
640diaryさんのはフロント左が緑だったのですが、私のは白でした。ただし左右を逆にしてしまっている可能性もあります。
スピーカーの配線色は偶然にもU383と同じになりました。
イルミネーション電源はU383には無いようです。ラシーン側橙コードが余りました。
ラシーン側からの黒コードも余りました。おそらくアースと思いますが、U383のアースは別途とるので今回は接続しません。
橙と黒が接触したら危ないので、熱収縮チューブをかぶせて絶縁しました。
すべてのギボシ端子をU383ハーネスに接続し、U383本体に接続します。
ここでテストのため、U383アースも車両に仮接続します。
バッテリーのマイナス端子も接続し、キーを回してアクセサリ電源を付けます。
見事電源が入りました!
U383でラジオを選択すると、アンテナがウィーンと出てきます。アンテナコントロールも正常に働いているようです。
最初アンテナ入力を挿し忘れていて、ノイズしか聞こえませんでした。挿すと綺麗にラジオ音声が聞こえました。
CDを入れて再生してみます。左右のスピーカーから問題なく音が出ました。
動作に問題ないことが確認できたので、本体を取り付けます。念のためバッテリーのマイナス端子はまた外しておきます。
旧デッキに付いたままだったブラケットを外してU383に取り付け、車両パネルに取り付けます。
アース端子をブラケットに重ねてネジで固定しました。U383とETCの両方です。
CDデッキが納まっていた1DIN分のスペースが空くので、ポケットボックスを付けました。
これも車両パネルに取り付けます。
カバーのパネルを元どおり取り付けて、完成です。
車の電装いじりは初めてだったのですが、見よう見まねで、それなりにスムーズに出来ました。
絶縁をもう少しちゃんとやらないと危ないと思います。
素人の仕事ですので、もし真似される方は自己責任でお願いします。
これを機に電装関係をもう少し何かやってみたいです。
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