2016年10月23日日曜日

lenovo Z480のDCジャック陥没を直した



lenovoのノートPC IdeaPad Z480のDCジャックが陥没してプラグが奥まで挿さらなくなり、充電ができなくなってしまったので自力で直しました。



調べてみるとこのシリーズではよくある症状みたいです。
ただ内部構造や直しかたまではすぐに見つからなかったので、分解してみることにしました。

分解は親切にも分解マニュアルが公開されています。
これがなければちょっと二の足を踏んでいたかもしれません。
英語ですが分かりやすい図も描かれています。

分解マニュアル
IdeaPad Z380, Z480, Z485, Z580, Z585 Hardware Maintenance Manual

これに従って分解していきます。


裏面のパネルを外したところ。中央がハードディスクです。


ハードディスクを外したところ。光学ドライブも外しています。DCジャックに到達するだけならメモリやWiFiモジュールまで外さなくても分解はできます。


キーボードを外したところ。後ろから押すのですが、たわんで割れそうで勇気いりました。バリバリッと剥がれる感じです。


キーボードのコネクタを外したところ。このあとここに写っている小さなコネクタも全て外していきます。


LCDのコネクタだそうです。他と形状が違うのでどう外すのか少し悩みましたが、単純に上方向に外せば外れます。ロック機構はなく、隙間にマイナスドライバ等を入れて持ち上げると外れました。


分かりにくいですが全てのコネクタを外したところです。


上面のパネルを外したところ。これでDCジャックが見えました。


これが問題のDCジャック部分です。


DCジャックだけをどかしてみたところ。DCジャックは直方体の形で、コードが出ています。


ツメが割れていました。DCジャックを筐体に固定するための筐体側のツメです。これが陥没の原因だったようです。


割れていたのはこの部分のツメ。DCジャックの側面にはツバのような突起がついており、ここにスライドして嵌まる構造だったようです。確かにこれはちょっと弱そうです。


原因は分かりましたが、どうやって直すか。色々考えましたが、このようなパーツをこしらえて突っ支い棒のような役割をさせることにしました。あまりかっこいい方法ではありませんが・・・。


筐体に入れたところ。DCジャックの上面と下面は筐体で挟まれて保持され、奥方向にはこのパーツが突っ支い棒になるような格好です。


DCジャックを設置したところ。ケースの穴から少しすきまがありますが、試しにプラグを挿し込んでみるとちょうどの長さになったため、これで正常のようです。



あとは逆の手順で組み戻していって完了です。

早速プラグを挿し込んで充電しつつPC起動してみたところ、とりあえず正常に動きました。いま少し様子見といったところです。


以上ですが試される場合は最悪の場合発熱、発火、火災のリスクがあることをご理解のうえ自己責任でお願い致します。当方では一切責任を負えません。
また分解途中でネジのシール(lenovoと記載あり)を剥がしていますので、おそらくメーカー保証が受けられなくなるのだと思います。こちらも自己責任でお願い致します。


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